2006年入社 輸送機器設計
理工学部 数理情報学科卒

Q. 学生時にどの様なことを学び、なぜ専門外の職種を職業にしようと思いましたか

学生時代は、数学と物理、プログラミングを学び、高校の数学教諭を目指していました。 カンセツを知ったきっかけは、大学のインターンシップです。その際に、機械設計という業界があることを知りました。世の中のあらゆる設計に携われることに興味を持ち、 自分の考えた構造や形を世に生み出したいという憧れから機械設計業界に飛び込んでみようと思いました。

Q. 専門外の職種に就くことで、どのような不安がありましたか

工学系の基礎を知らない状態で果たしてやっていけるのかという不安がありました。 そのため、インターンシップ修了後は、カンセツが資格として推奨している機械設計技術者試験の勉強を始め、分からないことがあれば図書館へ行き参考書を読み、学科外の教授や先輩に教えてもらいながら理解を深めていきました。その甲斐もあり、 在学中に技術者試験3級を取得し、自信を持って入社することが出来ました。

Q. 実際に現在の業務を経験し感想はどうですか

実際の業務では、知らないことばかりで常に勉強する日々でした。 先輩に教えを乞う毎日でしたが、専門外の学科出身ということもあり知らないことを恥じることなく、積極的に知識を吸収していきました。 苦労は多かったですが、初めて設計したものを実物として手にした瞬間はとてもうれしかったことを今でも覚えています。設計業界に飛び込んだからこそ得られた経験だと思っています。

Q. 今後どの様な設計者になりたいですか

まだまだ知らない業種の設計は多く、様々な設計を経験したいと思っています。業種が変われば、設計の考え方も変わるため、新たな業種に挑戦する際は都度、勉強が必要になることが多いですが、様々な業種の設計に触れることで自分の設計の幅を広げたいと思っています。そうして得た知識を後輩設計者へと自信を持って伝えていける設計者になりたいです。

Q. 専門外の職種を職業にしようと考えている人に、アドバイスをお願いします

専門外の職種への挑戦はハードルが高いと感じると思いますが、我々の会社には様々な経験を積み、多くの事を教えられる技術者がいます。専門外の知識は必要になりますが、困った時は多くの先輩が助けます。共に挑戦し、研鑽し、設計者として成長していきましょう。

2006年入社 半導体製造装置設計
経済学部 経済学科卒

Q. 学生時にどの様なことを学び、なぜ専門外の職種を職業にしようと思いましたか

マクロ経済学やミクロ経済学を中心に、お金の動きを数理的に分析する「理論経済学」、更に「応用経済学」等を学び、卒論は環境問題が経済に与える影響をテーマにしました。周りの人たちが銀行員、営業マン、サービス業といった職種に就いて行く中、一度はそういう道に進むことも考えたのですが、自分が本当にしたいことは何かと考えた際に、モノづくりに関わる仕事がしたいと考え、今の仕事を選びました。

Q. 専門外の職種に就くことで、どのような不安がありましたか

電気の専門知識も半導体製造装置の知識も初めはありませんでしたので、とにかく周りの他の社員の方の話に付いていけるかどうかということが一番不安でした。そんなことも知らないのかと馬鹿にされたり、呆れられたりしないかと思っていましたが、周りにそんな社員の方は一人もおらず、丁寧に指導して頂けたのですぐに不安は無くなりました。

Q. 実際に現在の業務を経験し感想はどうですか

専門知識が必要なことはもちろんですが、先輩社員や同僚の社員の方達の丁寧な指導や説明のおかげでなんとか業務をこなしていくことが出来ています。社内教育体制も充実しているので、専門外の人でも専門知識を得る環境は整っています。理系の仕事というと、黙々と作業してコミュニケーション能力は必要ない様に思えますが設計の仕事というのは、伝える能力が重要かつ、お客様の要望している事を汲み取る為に高いコミュニケーション能力を必要とします。文系出身だからというわけでは無いですが、コミュニケーション能力には自信があり、それが日々の業務でも役に立っています。

Q. 今後どの様な設計者になりたいですか

今の仕事も経験を積み、ベテランと呼ばれる部類に入っていますので、お客様との打ち合わせから納品まで、自分が責任者となって対応することも増えてきました。必要とされる要望に応えるだけではなく、改善提案やコストダウンの提案等も行い、お客様から信頼され、また私に仕事を依頼したいといった風にお客様に指名されるような設計者になりたいと考えています。

Q. 専門外の職種を職業にしようと考えている人に、アドバイスをお願いします

専門の学部卒の人と比べて、ハンデがあるように感じる方もいるかと思いますが、学生時代に得た知識よりも、入社してから得る知識の方が広範囲で専門性の高い内容がほとんどだと思いますので、スタートラインの差は思っているほど大きくないのではないかと思います。もちろん専門の人よりも覚える事は多くなりますが、基礎教育や資格取得の為の勉強会など、教育体制は整っていますので、やる気次第ですぐに追い付くことは可能だと思います。ものづくりに関わりたい、設計の仕事がしてみたいと考えているなら「案ずるより産むが易し」飛び込んでみることで、自分の新しい可能性が見えてくるのではないでしょうか。

2015年入社 生産設備設計
福祉環境工学部
福祉環境工学科卒

Q. 学生時にどの様なことを学び、なぜ専門外の職種を職業にしようと思いましたか

福祉環境工学科で発声が困難な人のために、人体の発声のメカニズムなどを学び、人工喉頭(喉頭摘出者が話せるようになるための機械)の研究を行っていました。学生時代からものづくりに興味があったためその根本である機械設計を仕事にしたいと考えました。

Q. 専門外の職種に就くことで、どのような不安がありましたか

自分が学んでいない分野の職種ということで、・仕事についていけるのか・会社に貢献出来るのか・何も知らない奴だと思われるんじゃないか・専門的に学んできた同期と比較して劣っているんじゃないかといった漠然とした不安がありました。

Q. 実際に現在の業務を経験し感想はどうですか

最初は分からないことだらけで、ミスをして落ち込むこともありました。そこから経験を積むことによって出来ることが徐々に増えていき、次第に先輩方に頼ってもらえるようになったことがとても嬉しかったです。自分の成長を実感できる仕事だと思います。

Q. 今後どの様な設計者になりたいですか

知識と経験を積み上げ、お客様に求めらた内容より良い提案をし、お客様に信頼されることでより求められる設計者になりたいと考えています。また、後輩にも自分が得た知識を引き継ぐことで成長を後押しできるような設計者でありたいと思います。

Q. 専門外の職種を職業にしようと考えている人に、アドバイスをお願いします

入社時点では多少の経験の差が大きな差に感じると思います。しかし、新入社員研修を真面目に取り組むことで殆ど同じレベルになれます。重要なのは入社当時の力だけではなく、入社してから培った力が大切だと思います。研修やOJTで積極的に質問し、自分の力を伸ばしてください。

2019年入社 生産設備設計
理工学部 物質科学科卒

Q. 学生時にどの様なことを学び、なぜ専門外の職種を職業にしようと思いましたか

大学では金属材料やセラミック材料等を学びました。材料の実用を考える工学というより理学寄りで、原子スケールから材料を見つめていました。自分の興味がものづくりに惹かれていて、業界研究のイベントで直接カンセツと出会い、具体的な進路として機械設計を選びました。もちろん専門外という不安はありましたが、「生涯続けていくとしたらこの設計という職種で自分を高めたい」という考えでした。

Q. 専門外の職種に就くことで、どのような不安がありましたか

工学系の基礎を知らない状態で果たしてやっていけるのかという不安がありました。 そのため、インターンシップ修了後は、カンセツが資格として推奨している機械設計技術者試験の勉強を始め、分からないことがあれば図書館へ行き参考書を読み、学科外の教授や先輩に教えてもらいながら理解を深めていきました。その甲斐もあり、 在学中に技術者試験3級を取得し、自信を持って入社することが出来ました。

Q. 実際に現在の業務を経験し感想はどうですか

実務で「使う知識」と大学で「学ぶ理論」は全く別物だと知りました。実務では「材料の入手のし易さ」から「装置の組立」「現場での動かし方」まで考える必要があり経験に即した知識が必要になります。大学での勉強は仕事で教わった事の理解の一助になることもありましたが、今まで「学んでこなかった」から「仕事についていけない」なんてことは全くありませんでした。

Q. 今後どの様な設計者になりたいですか

さらに技術力を高めて、設計できる範囲を広げるとともに質を向上させたいです。現在は客先内に常駐し請負業務のまとめ役をさせていただいているのですが、客先担当者との直接のやり取りによって設計により深みが出てきて、私の知識が次の社員に繋がるので、もっと経験を積んでより良い設計者となっていきたい一心です。

Q. 専門外の職種を職業にしようと考えている人に、アドバイスをお願いします

数多ある就職先から学生の視点で全てを見通すことは困難です。私の就活では就職課が開催しているイベントへの参加や自己分析が主でした。視野を広げる為に情報を集め、職場で働く姿をイメージして、自分が納得できる道を選ぶのが一番だと思います。中から見えてくるものもありますので、後は実際に飛び込むのも一つの手ではないでしょうか。就職は大きな転換期ではあるので、より良い道を進めるよう応援しております。